- ふるさと納税に必要な手続きって何?
- 確定申告とワンストップ特例どっちがいいの?
- 実際その手続きっていつどうやればいいの?
そんな疑問を持つ方はぜひこの記事を読んでください。
ふるさと納税の手続きは確定申告だけでしたが、2015年にワンストップ特例制度が開始になり、手続き面でのハードルがグッとさがりました。
確定申告をやりたくない人は、ぜひワンストップ特例制度を使ってふるさと納税をはじめてみてください。
でも、ふるさと納税の確定申告はやってみるとさほど難しくなく、メリットもあります。
その辺りも含め、この記事では下記の内容をお伝えしていきます。
それでは早速行きましょう!
ふるさと納税の手続きとは?確定申告とワンストップ特例制度
税金の還付・控除を受けるには下記のどちらかの手続きが必要です。
手続きしないと、実質2,000円負担にならなくなります!要注意!
※実質2,000円負担にするための寄付金限度額を知りたい方はこちら
⇒ ふるさと納税の限度額を知る方法
- 確定申告
- ワンストップ特例制度の申請
それぞれどういうものなのか、どっちを選べばいいのかを確認していきましょう。
確定申告
その年の1月~12月に寄付したものを翌年の2月中旬から3月中旬の指定された期間に税務署で手続きをします。
図解とともに流れを確認してみましょう。
「 ①寄付 」をすると「 ②寄付金受領証明書 」が、寄付した自治体から送付されてきます。
その年の1月から12月に寄付した分の寄付金受領証明書をとっておいて、2月から3月に「 ③確定申告 」をします。
税務署から住んでいる自治体に「 ④連絡 」がいき、それぞれから「 ⑤所得税分の還付(1~2ケ月後) 」と「 ⑥翌年の住民税から控除 」がされます。
次に、確定申告のメリット・デメリットを整理します。
ふるさと納税の確定申告はやってみるとそんなに大変でもないですよー
ワンストップ特例制度の申請
確定申告なしで、申請書と必要書類の送付で手続きができる方法です。
図解とともに流れをみてみましょう。
ワンストップ特例制度は、「 ①寄付 」をするとその都度申請書が郵送されるので、必要書類とともに寄付した自治体に「 ②ワンストップ特例申請書の提出 」します。
また、確定申告と違い、すべて翌年の住民税から控除されます。
翌年の6月に通知がありその後控除(支払う税金が減る)されるので、実際に実質2,000円負担になるのはだいぶ先になります。
また、寄付する回数は制限ありませんが、自治体の数は5つまでとなります。(6つ以上の場合は必ず確定申告を)
ワンストップ特例制度の申請書と一緒に必要な書類とは
ワンストップ特例制度を使うメリット・デメリットを整理します。
確定申告をどうしてもしたくない人にはおすすめです!
確定申告とワンストップ特例制度の徹底比較
確定申告とワンストップ特例の仕組みのメリットデメリットをみてきましたが、ポイントを並べて比較します。
もう一度確認してみてください。
確定申告 | ワンストップ特例制度 | |
---|---|---|
いつ | 2月中旬~3月中旬 | 寄付をする度 最終は翌年の1月10日までに書類必着 |
必要なもの | 寄付金受領証明書(寄付回数分) | ワンストップ特例申請書 マイナンバーカードなど身分証明書 |
寄付の制限 | なし | 5つの自治体まで |
難易度 | 意外と簡単 | 簡単だが面倒 |
税金が減る時期 | 所得税から還付(確定申告から1~2ヶ月後) 住民税から控除(翌年6月通知から) | 住民税から控除(翌年6月通知から) |
メリット | 手続きが1回で済む(楽) 何か所でも寄付ができる 所得税分の還付が早い | 確定申告をしなくていい |
向いている人の比較をします。
確定申告やワンストップ特例制度の申請を忘れたらどうする?
確定申告とワンストップ特例制度の申請には、期限があります。
・確定申告 ・・・・翌年の2月中旬~3月中旬
※具体的な日程は毎年発表されます
・ワンストップ特例の申請・・・翌年の1月10日までに各自治体へ書類必着
確定申告は上記の期間に1回でいいですが、ワンストップ特例制度のほうは、寄付した自治体の分だけ書類の提出が必要です。
ではこの時期に手続きをし忘れた場合どうすればいいのかを見ていきます。
どうしても忘れちゃった場合も対応できますよー!要チェック!
ふるさと納税の確定申告を忘れた場合
確定申告を忘れた場合でも、5年以内であれば、税務署で「還付申告」が可能です。あきらめず申告しましょう。
また確定申告をしたけどふるさと納税の申告が漏れてしまった場合などは、5年以内に、「 更生の請求手続き 」を行えば、税金の還付・控除が受けられます。
※更生の請求手続きは、確定申告を修正するためのもので、書類をそろえて税務署に送付または持参して提出します。詳しくは国税庁のページをご確認ください。
※詳しくはお近くの税務署の相談窓口または税理士またはにご相談ください。
手続きが増えるので、確定申告は忘れないようにしましょう!
ワンストップ特例制度の申請を忘れた場合
ワンストップ特例制度の申請は、寄付した自治体に必要書類を送付します。
その期限(翌年の1月10日)を過ぎた場合は、もう提出することはできません。
その場合、残る手段は確定申告になります。
2月中旬~3月中旬(具体的な日程は毎年違います)の確定申告の期間に手続きをしましょう。
それも過ぎている場合(5年以内)は「 更生の請求手続き 」を行えます。
【まとめ】ふるさと納税の手続きは意外と簡単。どんどん寄付してみよう!
「 確定申告 」でも「 ワンストップ特例制度の申請 」でもやってみると意外と難しいものではありません。
この手続きがやりたくないという理由でふるさと納税をやらないのはもったいないです。
ふるさと納税は、納税者が自ら動いて、地方と日本を元気にする制度です。
そしていろいろな地域の、やっていること、特産品に触れるのはとてもの楽しいので、ぜひふるさと納税をしてみてください!
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どのふるさと納税サイトを選んでいいかわからない方はふるさと納税サイトの選び方の記事を参考にされてください。
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おわり